納期が2週間遅れている舞踊傘の手習子の糸飾りが終わりました。
今回は糸飾りに絹糸を使用しました。
糸飾りは「糸かがり」や「かがり」とも言われています。
製作者としては傘を使う人に気持ち良く使ってもらうことを考えるのは当たり前ですが
舞踊傘は舞台を観客する方も傘を見ているので
この舞踊傘を遠目で観ても綺麗だなぁ〜と思ってもらいたいものです。
舞踊傘は演者の演技を美しくみせるための小道具だと思っています。
あとは絵入れ。
この傘に椿と梅の絵が傘に描かれます。
普段は作業工程の最後に糸飾りをするんだけど
納期の問題で傘を仕上げてから絵入れを看板屋さんに外注で依頼しました。
あとは待つのみ。
待つのも仕事なのです。
んー待っている時間がもどかしい・・・・・
納品までの時間に余裕があれば写真撮影をして
舞踊傘の手習子をブログかサイトで紹介しますね。
糸飾りは妻のサッコにも手伝ってもらいました。
糸を通す順番さえ間違わなければ誰にでもできる作業です。
仕事を手伝ってもらうときには誰にでも
ギャラを払うようにしています。
もちろんサッコにもギャラを支払いました。
誰かに自分の仕事を依頼したら
その仕事に対する等価を支払うのが当たり前の事だと思っています。
All photograph is taken by iphone.