番傘の納品とか

番傘を納品しました。

デザインは先方からの指定があったので
絵入れは妻のサッコに依頼。

時給は1000円。

今回は梅雨という季節もあり防水油が乾燥するか心配でしたが
無事に納品も終わり安心しました。

別件では日傘を購入していただくお客さんが続き
在庫がない状態に。

日傘については過去のエントリーでも紹介していますので気になる方は見てみてください。

ここ数ヶ月間は新型コロナウィルスの影響で舞踊傘の製作依頼がありません。
新型コロナウィルスが発生してからの世の中を見ていると
和傘ってやっぱり世の中にとっては不必要なものなんだなと考えていました。

でも、そんな世の中でもボクの製作する和傘を求めてくれる方がいらっしゃるので
ボクは和傘の製作をしています。

「戦争はしたらいかん」
「戦争をして一番いらんもんが和傘や」
「平和やから舞踊とかお祭りの傘がいるんや」

と教えてくれた職人さんの言葉を思い出しました。

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ひわ日傘(グリーン日傘)

ひわ日傘(グリーン日傘)を納品しました。

「屋敷娘」
「新鹿の子」

という演目で使われるそう。

依頼があったのが2009年7月で
材料手配やこちらの作業の遅れで大変お待ちいただくような形になり
申し訳ない気持ちでいっぱいです。

色見本を送って何度か打ち合わせをしたあとに
ビーカーテストではうまくいったので安心していたのですが
染色後に作業していると黄色の染料が少し浅くなっていることに気がつき
自分の中で消化するのに時間がかかりました。

さらに仕上がりが自分の思っていたような仕上がりにならず消化不良の日々。

どうしても気になるのでこちらから先方に連絡して
気になっていることを正直に話しました。

翌日に連絡があり

「仕上がりも色も大丈夫ですよ」

という言葉をいただき消化不良な日々から解放された感じにはなったのですが
自分の中に少しのモヤモヤ感がまだ残っています。

次回があるのかどうかはわかりませんが
次回はこういう気持ちになりたくはありませんし
作業が終わって請求書を作成している時には
自分自身で納得がいくように納品したいと毎回請求書を作成するときに考えています。

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3時間とか4時間で

座ってナンボの仕事をしているのですが
飛行機や新幹線や自動車を使って出張に行く時もたまにあります。

出張の時には目的地に3時間や4時間くらいで到着する便利な世の中だなぁ〜
といつも思っています。

しかも日本中へ移動可能。

もちろん便利なモノってお金がかかって

「時間をお金で買う」

っていう感覚はわかっているのですがお金で買えないモノっていうのも間違いなくありますね。

3時間や4時間という時間は仕事ではあっという間に過ぎてしまい
ボクは1人で仕事をしているので3時間や4時間で出来る仕事の量はとても少しで

「なんだかとても効率の悪い仕事をしているんだなぁ〜」

と出張での移動が終わるといつも感じます。
きっと1人で仕事をしている人はみんな同じ感覚なんだろうけど。

3日前の日曜日に思い切って仕事をサボって久しぶりに釣りに行ってきたのですが
とてもいい気分転換ができました。

「思いを切る」

って意外と難しいのですが思い切って海に釣りへ行って本当に良かったです。

最近の仕事のこと。

番傘を納品しました。

あと、日傘。
材料の関係で次回の製作は未定です。

写真ではわかりにくいのですが番傘や日傘は柄竹を虎柄にしているのが特徴です。

演目「雪」で使われる舞踊傘。
過去のエントリーで何度か紹介した舞踊傘です。

最近もなんだかんだと慌ただしい日々が続いています。

がんばれオレ。

そんなこんなの最近のこと。

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雪の傘と黒蛇の目

演目『雪」で使われる舞踊傘を納品しました。
過去のエントリーでも紹介していますがロクロという木工部品が特徴的な舞踊傘です。

納品も終わり安心していたのですが
同じ演目「雪」で使われる舞踊傘の再製作依頼でうれしい悲鳴。

黒蛇の目(者)の納品も無事に終わって安心しています。
特に問題もなく納品完了。

先鋒から電話で連絡があり

「お支払いの件なのですが・・・・」

と歯切れの悪い言葉を聞いて嫌な予感が一瞬したのですが
こちらの事情を伝えると了承してくれて
お互いの意見が食い違うことなくお互いの意見が無事に着地してよかったです。

来春?にサンフランシスコ公演が控えているそうで
その際に使用する舞踊傘の打ち合わせをしました。

最近は納品が遅れ気味なので慌てずに急いでがんばります。

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番傘を納品しました

製作依頼が2018年8月だったので
1年4ヶ月という長い時間をお客さんに待たせしてしまいました。

こちらの都合で納品までに長い時間をお待たせしてしまい反省しています。

実はお客さんとは18年前に知人を通じて紹介してもらい
当時のボクは和傘を製作していなかったのですが名刺をいただいていました。

お客さんがウチに来てくれて打ち合わせをする前に過去のことを話すと忘れている様子で
ボクが18年前にいただいた名刺を見せるとお客さんは受け取って

「それでは改めてよろしくお願いしまします」

と言って名刺に携帯電話の番号を書いてくれたので改めて名刺を受け取りました。

それから進捗状況などの連絡の際に電話を何度かかけたのですが

「吉田さん」

と先ず声をかけてくれ毎回電話を受けてくれたことや
電話以外にも手紙やFAXでやりとりをしたのですが
お人柄というか気遣いや心遣いが印象的でした。

納品は大分まで行ってきたのですが
ロビーの雰囲気はもちろん外観やスタッフの対応や納品の際の会話にオーナーのお人柄がでていて
人柄というモノは会話や環境にも現れているんだなぁ〜と再確認でき
お客さんとは3回しかお会いしていないのですがお会いするたびに影響を受けるような方でした。

ボクは雨の日に使う和傘の製作を半分は諦めていますが
残りの半分はこういったお客さんのためにボクは番傘を製作しています。

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最近の作業

傘の骨を染色して傘の骨を束ねる竹ひごのようなモノを製作しました。
傘の骨は化学染料で染色。
染色でもそうだけどモノツクリは下準備というダンドリが大切だといつも痛感しています。

傘の骨を束ねる竹ひごのようなモノは
断面が丸型だと不都合なので断面は四角形で製作します。

断面が四角形だと傘の骨を束ねて整えるときに都合がよく製作する時に効率がよいのです。

竹の皮は剥がずに皮を薄く残して片刃の小刀で竹を薄く削り
両端の片方は竹の節の部分を残して反対側は先を尖らせておきます。
太さは松の葉より少し細いくらいです。

節が残しているのは通り抜けないようにするためで
反対側を尖らせているのは傘の骨の穴に通りやすくするためです。

2時間くらいで完成。

本来は傘骨屋さんが傘の骨を束ねて整えるために製作するものなんだけど
傘骨を梱包したり作業をしているときにどうしても折れてしまうので
1年に1度くらいの頻度で製作しています。

日本全国にいる傘屋さんはみんな製作することができるんじゃないかな。

ボクが製作したモノは傘骨屋さんが製作したモノと比べると
均一性がなくボクが使用する分には問題ありませんが
いわゆる手先の器用な兄ちゃんが作った感じの仕上がりです。

こんな感じで傘の骨を束ねて整えます。

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13年前と変わったこと

13年ぶりに坂東玉三郎さんの八千代座公演を鑑賞してきました。
13年前に鑑賞した時は妻のサッコが長男の峻平を妊娠していたときに鑑賞したのを覚えています。

平成18年と令和元年の坂東玉三郎八千代座公演のプログラム。

13年前と変わったこと

・家族が5人になったこと
・ボクの製作する和傘を求めてくださる方が世の中にいらっしゃるということ
・和傘製作に従事する職人さんが減ったこと

13年も経つと

「まぁまぁおっさん」

になり外見は変わりましたが大きな自分自身の大きな変化はないような気がします。

自分自身に大きな変化はないと言っても少しずつ世の中は進んでいて
目に見える変化だったり目に見えない変化だったりで
13年前と現在を比べると間違いなく世の中は変わりましたね。

変化を否定しているわけではありませんが
ボクは海や山や川のように大きな変化を求めず
海や山や川のように少しずつ自然に変わっていきたいです。

10年前の写真。

たまに作業場へ遊びに来ていた長男の峻平の写真ですが
最近は用事があると

「お父さん仕事中にごめん」

と言って2階の作業場へ上がってきます。
そういえば慣れてしまって忘れていましたが

「お父さん」

といつの間にか呼ばれるようになったことも13年前と変わったことです。

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2尺6寸野立傘の張替修理

10年前に張替修理をした野点傘の張替修理の依頼がありました。

今回の修理の内容は

・ロクロ修理27箇所
・親骨修理(傘の外側の傘骨)13箇所
・子骨修理(傘の内側の傘骨)9箇所
・ハジキ調整(留具)
・傘骨染色及びカシュー塗装

お預かりした野立傘の壊れている部品は供給がない状態で修理と張替依頼でした。

ロクロという木工製品です。

写真ではわかりにくいのですが
櫛状の所が壊れて糸が見えている所が壊れていて全部で27箇所が欠損などで壊れていました。

人間でいうと大手術です。

傘骨も骨折箇所が多数あってかなりの労力を使いましたが
なんとか修理と張替が終わって無事納品。

お客さんも喜ばれていて安心しました。

「どうにかする」

という気持ちでする仕事もありますが
そういう気持ちだけではできない仕事もあるみたいです。

世の中ではお金で解決できる問題もありますがお金の解決できない問題もあるみたいですが
ボクはお金で解決できない問題をどうにかして解決するのが好きみたいです。

傘屋 崇山 Kasaya Souzan では他店購入分の修理、張替は受付していません。
和傘の修理や張替等の相談はまずは購入された販売店へご相談ください。

購入した傘屋さんが廃業されていたり
思い入れのある和傘についてはお話をお聞きした後に
傘を見せていただき診断した後に
見積もりを提案させてもらい修理や張替の受付をしています。

お問い合わせはこちらからどうぞ。

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鷺娘2本傘

演目「鷺娘」で使われる舞踊傘を納品しました。

鷺娘といえば黒でぼかした舞踊傘が一般的なのですが
流派?によっては舞台で2本の舞踊傘を同時に使うときもあるようです。

2本の傘の色はブルーとピンクの傘で
それぞれの色に日本色の名前もあるのですがここでは割愛。

鷺娘2本傘に使われるブルーとピンク舞踊傘は一般的な舞踊傘より小さく
紙張だったり紗張の舞踊傘です。

今回は紙張と紗張の鷺娘2本傘を納品しました。

紙張の鷺娘2本傘は裏銀と呼ばれる銀紙を張ってから
ブルーとピンクに染色した和紙を張って製作するので
傘の外側はブルーやピンクの色和紙で傘の内側が銀紙の舞踊傘になります。

別件の鷺娘2本傘はブルーの衣装なので紗張で製作したピンクの鷺娘2本傘。
ピンクの衣装の場合にはブルーの舞踊傘を2本って踊るそう。

同じ演目でも様々な寸法や色の舞踊傘が使われるというのは
なんだかややこしいですね・・・・・・・

納品した鷺娘2本傘は色見本がなかったので
色見本を3種類製作して和紙と紗の色の打ち合わせをしました。

同じ色でもボクの見ている色と他人の見ている色って違う気がするからです。
色って難しいですね。

ボクの見ている色とこのブログを読んでくれている人が見ている色って同じ色なのでしょうか?
ボクの見えている色とこのブログを読んでくれている人の見えている色が全く同じ色だったら
ボクは色について何も心配しなくてもいいのでうれしいです。

そういった色見の心配もあったのですが特に問題もなく納品も無事に終わって安心しました。

が、

ボクの勘違いで4月の納品だと思っていた案件が
10月中旬の納品ということに気がつきました・・・・・・

先方からの連絡で気がついたのですが
めちゃくちゃびっくりして驚いています。

まぁまぁまずいぞ・・・・・・・

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最近納品した舞踊傘

・黒蛇の目(紗)

「将門」という演目で使われるそう。
見本品を送ってもらいメールと電話で打ち合わせをして製作。

納品が終わって安心していたら別件で寸法違いの黒蛇の目(紗)の製作依頼がありました。
別に油断していたわけではないのですが結構びっくりしました。

・黒ぼかし(紗)

黒でぼかした舞踊傘は「鷺娘」という演目がよく知られているのですが
「雪」という演目でも黒ぼかしの舞踊傘が使われるそう。

「鷺娘」は単色での糸飾り(白)なんだけど「雪」の演目で使われる舞踊傘は
流派?によっては5色だったり単色だったりするらしいです。

なんだかややこしいですね・・・・・

納品は無事に終ったのですが別件で寸法違いの黒ぼかし(紗)の製作依頼がありました。
こちらも油断していたわけではないのですが結構びっくりです。

・沖縄の傘

過去の請求書とブログのエントリーを調べてみると1年に1度製作依頼をいただいています。
今回は納品期日が厳しい感じだったので新調をあきらめて見本品の在庫を納品。
様々な寸法の紺日傘を納品したのですがどんな踊りなのか見てみたいです。

これで在庫なし・・・・・

・番傘

ロゴや文字のレイアウトはボクが担当して
絵入れは妻のサッコに時給1000円で依頼。

納期にも間に合い無事納品完了。

・三段傘の修理

久しぶりに三段傘を修理しました。

舞台で使いたいということで修理というよりほとんどの部品の交換と張替で新品同様になりました。
あとは先方が生地をつけられるということで無事納品完了。

・黒ぼかし(紗)

演目「鷺娘」で使われる舞踊傘を製作しました。
今回は仕上がりが思ったより上手くいかなくて少しヘコんでいました。

ヘコんでいても時間は戻ることはないのでヘコんでいる暇はありません。

仕上がりが思っていたより上手くいかなかった理由が理解できたので
仕上がりが思っていたより上手くいかなくて少しヘコんでよかったです。

今のボクにできるこれ以上にない最高の舞踊傘が製作できたので
次はもっと最高な舞踊傘が製作できると信じています。

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