三段傘の修理と紙番傘の納品

納期まで10日ほどしかない
大きな三段傘の修理の依頼だったのですが無事に納品が終わり
とてもよくできた舞踊傘だったので勉強になりました。

特急の仕事だったので採寸することを忘れていたのですが
無事に舞台が終わったという連絡が先方からあり
「バッチリでしたよ」
と言葉をいただいた時に
見本の採寸をすることを忘れていたと伝えると
見本がなくてもできる寸法の取り方を教えてくれ
製作を依頼する時には見本を送りますよ。

ということになり安心して納得できました。

よかった。

修理した大きな三段傘は
舞踊の世界でこれから需要があるだろうから
製作の準備をしておいた方がいいですよということ。

それから紙番傘を納品しました。

今回は製作依頼の本数が多いので2回に分けての納品。
製作本数が多いとなかなか作業が進みません・・・・・・

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三段傘の修理

三段傘の修理が終わったので納品しました。

今回は2本の継柄を新調したり壊れていた部品の交換や補修をして
新品同様になりました。

需要と供給の関係は
需要と供給で競争市場の市場価格や取引数量が決定されることなんでしょうが
作り手と使い手の気持ちという関係も大事だと思います。

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エアコン工事をして思ったこと。

自宅のエアコンが壊れたので自分で取り替えました。

高校を卒業して家電の取付工事や電気工事や設備工事をしていたことがあったので
当時の心境を思い出しながらエアコンの取付工事でした。

当時と違う心境は

仕事ができる技術をもっていても
仕事をさせてもらわないともっている技術をつかうことができないので
仕事をさせてもらうという気持ちが大事ということ。

それから材料や道具を大切にすること。

ボクの仕事はエアコンの取付工事とは全く違う業種ですが
「仕事をさせてもらう」
という気持ちを再確認できたエアコンの取り替え工事でした。

2年前に自分の製作した傘を持って訪ねた傘屋さんから

この糸飾りは奥さんがしたの?
糸飾り(和傘の製作工程のひとつ)の技術は持っていても邪魔にならんモノやから
奥さんに教えて糸飾りをさせたもんや。

と教えてくれた職人さんの言葉を思い出しました。

自分の仕事のこと。

納期が迫った舞踊傘の納品も終わってホッとしています。
これから請求書を作成して先方に確認の連絡をしようと思います。

納品が終わってホッとしていますが
まだ納期が決まった仕事が続くので
しばらく慌ただしい日が続きます。

写真は先月に届いた修理依頼の三段傘。

1本はボクが製作した三段傘です。

残りの2本の三段傘は製作者不明なのですが
製作者不明の2本の三段傘を点検すると

「仕事をしてやっているんだよ」

という製作者の言葉を
本人に聞かなくてもわかるものだったので
技術的にうんぬんよりという気持ちよりも残念な気持ちの方が大きいです。
製作者不明の2本の三段傘を見て残念な気持ちになっても
ボクは依頼者の気持ちには応えたいので

エアコンの取付工事で再確認することができた
「仕事をさせてもらっている」
という気持ちを大切に仕事をしようと思います。

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最近の仕事

三段傘の修理が終わったので発送。
ほぼ新品同様になりました。

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4年前に納品させてもらった番傘の柄竹が虫に喰われたみたいで
ボロボロになっていたので柄竹の交換。
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蛇の目ずらし。

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博多献上柄。

次の作業のダンドリをしているのですが
ダンドリがうまく進まずに時間ばかりが経過しています。

問題をほったらかしていても問題は解決しないので
問題を解決するために
毎日が「どうしよう」の連続です。

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「汐汲」の三段傘と「助六」の蛇の目傘

三段傘と蛇の目傘(紗)の修理が終わったので発送しました。

修理した三段傘は
よく使い込まれた三段傘の修理だったのですが

ほとんどの部品の取替や修繕をして
舞台で使用できるように修理しました。

先方より

「ばっちりです。
 もう1本の三段傘を送るので見てください」

との連絡がありました。

うれしいものです。

助六の蛇の目傘の写真はありません・・・・・・

明日は今月中に納品予定の2尺3寸差しかけ傘の最後の手直しと点検。
それから納品の準備です。

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三段傘の手直し

新品の三段傘の手直しの依頼がありました。

ボクが製作した三段傘の手直しではなかったので
気持ちのよい仕事だったといえないものでしたが
こういった仕上がりだと返品やクレームになるということや
初めて見るような製作方法を知ることができて勉強になりました。

先方から

「新品を購入して確認せずに保管していていました。
 今度の舞台で使うので開封して確認をしたんですけど
 これでは舞台で使えないので使えるようにしてください」

という依頼だったのですが
先方の主張する依頼の話はボクには関係のない話で
三段傘を購入した販売店に相談する事をすすめたのですが
購入した販売店とは取引をやめたらしく
しかも数ヶ月前に購入しているということで先方はとても困っている様子でした。

届いた三段傘を点検してみると
手直しをしたくない部類に入る舞踊傘で数カ所の手直しが必要。
手直しをすると別の箇所の手直しをしなくちゃいけなかったりと

「手間」

のかかる作業で悩みましたが数カ所の手直しが無事に終わりました。

しかし、新品の舞踊傘の手直しの依頼ってどうなんでしょう?

誰がどこの材料でどのように製作したのかわからない三段傘だったのですが
ちょっと考えてみました。

もしかすると100歳くらいの手先のおぼつかない高齢者の方が製作したかもしれませんし
もしかすると和傘の製作がはじめての方で一生懸命に製作したかもしれません。

もしかすると和傘の製作作業が面倒くさくて
和傘の形になっていて売れればいいやと思っている方が製作してたかもしれませんし

もしかすると衰退している和傘の世界なんて面倒くさくてやってられるか!!
海外から仕入れて売った方がいいやと手を抜いて製作したかもしれません。

考えてもボクにはわからない事ばかりの新品の三段傘でしたが
ボクの目の前にある三段傘が使えないと困る演技者と観客者の方々が存在することだけは
ボクでも理解することができます。

あと理解できることは
目の前にある舞踊傘の三段傘は新品で購入したにもかかわらず
世の中から手直しが求められているということ。

和傘の世界では新しく製作された舞踊傘の手直しの依頼はあるのでしょうか?

1回や2回の事例ならまだ余地はあると思います。

が、こういった事例がボクのところで何件が続いていて
そういった事例が続いているということを考えると
ボクはとても残念な気持ちになります。

無事に手直しも終わり
納品が終わって先方から連絡もあり
舞台公演に間に合ったのでよかったのですが
真綿で首を絞められているような目に見えないスピードで
徐々に衰退している和傘の世界を考えるとボクはどうしていいのかわかりません。

2006_~35

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