和紙の相談に行ってきた

ボクの製作する和傘は隣町の八女手透和紙を使用しています。

先日、和紙屋さんに和紙の相談に行ってきました。

もちろん、その場ですぐに問題が解決できるような相談ではなかったのですが
ボクが相談した和紙の問題は解決できると確信してきました。

和紙の相談をしてると、
和紙屋さんは、まず問題解決の為に
顕微鏡で和紙を見ていました。

「赤白はっきりと見せてあげる」だって。(笑)
いや、白黒でしょってツッコんできましたよ。

んで、
ボクの持ち込んだ和紙についての分析して解析。

和紙の水分含有率の話や材料の配分
それから楮という素材の細胞レベルでの話とかを聞いてきました。
具体的な話だと和紙の完成品の水分含有率というのは天日干しで6%で
鉄板などで乾燥させると水分含有率は4%で仕上げるそうです。

やっぱり、プロだなぁ〜

モノをつくるうえできちんと数字化したのを見たり聞いたりすると
はっきりしたイメージができるのでいいなと思いました。

でも、和傘を数字化???
う〜ん
何があるかな?

収入の話があるぞ!!!

次回のエントリーは乞うご期待(笑)

まぁさておき
はっきりした勝ち負けや数字にできる仕事って憧れるなぁ〜

和紙を顕微鏡でみた写真です。
ミクロの世界ってかっこいいよね。
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A photograph is taken by iPhone.

文字を書く

前は自分の名前を書けていたんだけど、
文字を書く必要性がないからか、
久しぶりに自分の名前を書くと書けなくなるみたい。

確かにそうかも。

って事でお母さんのスパルタ教育です(笑)
土曜日に畑を手伝ってもらい
日曜日は雨も降ってたので晴耕雨読ということでちょうどいいね。
文字を読むには文字が書けないとね。

んで、勉強も終わったので
お昼ご飯についての家族会議。

会議での内容は
栗のスィーツ、焼き肉、インドカレーにお菓子と議会がまとまりません(笑)
家族が増えると、議会の立案が決議するのにもっと時間がかかるんだろうなぁ〜

会議の結論は
ボクの実家に帰省し、
途中で昼ご飯を食べることになりました。
ボクの出身は福岡です。
久しぶりの帰省です。

お昼ご飯は会議の内容を覆すラーメンに決定(笑)

ボクのお気に入りのラーメン屋さんに行ってきました。
もちろん家族の承諾は得ましたよ。
帰省するとよく立ち寄るラーメン屋さんなのですが
替え玉の時に辛し高菜を入れるのが好きです。

山鹿から福岡までの道中で撮影した写真です。

撮影者は息子の峻平。

都市高速道路を走っているときにiPhoneを渡して
「写真を撮ってよ」
とお願いしました。
福岡の天気はあまりよくはなかったんだけど、
子供が撮影する写真っておもしろいよね。

過去のエントリーですがよかったらこちらもどうぞ。
おもしろいですよ。

お昼ご飯も食べて、久しぶりの実家へ帰る前に何かお土産ということで
家族会議で話し合ったスィーツという案を思い出しケーキを購入。
サッコと峻平がなんだかんだといいながらと選んでいました。

実家に到着。
ケーキやフルーツをみんなで食べました。
家族の近況を簡単に報告しあって
晩ご飯を食べて帰宅。

一日中お腹がいっぱいの帰省でした。

それから最近の仕事の話。
Twitterではつぶやいていたんだけど、再投稿。

県の助成金を使った地域活性の為の番傘の製作や
舞踊傘、蛇の目傘の張替と別誂の傘ができました。
これから写真撮影をして公開しようと考えています。

別誂の傘は世界的に有名な元世界モーターサイクルのチャンプの奥さんに贈答されたみたいですよ。

なんだかすごい事なんでしょうが、
製作者本人としては
まだなんだか実感がなく、ピンとこないんですよね。
どのように使ってもらっているかはわかりませんが、
使ってもらえたら感想が聞きたいです。

下の写真は傘に番号の入った番傘。
番号のウラにはお寺さんの名前が入っていて、
傘をひらいてもお寺さんの名前が入っています。
文字は近所の看板屋さんに書いてもらいました

さぁこれから納品の準備と次の仕事のダンドリをしなくっちゃ。

All photograph is taken by iphone.

砥石を直しました。

今日、久しぶりに砥石を直しました。

年に何回くらい砥石を直すかなぁ〜

一度切れる刃物を使うと切れない刃物を使う事に戻れませんよね。

ボクが砥石を使うときは
和紙を裁つカミソリ傘屋小刀それからたまに鉈。
あと、肥後の守(ヒゴノカミ)や切出しの小刀とかいろんなものを研ぎますね。
んで、仕事で使う刃物を研ぐついでに家の包丁も研ぎます。

こっそり教えますが
どんな時にでも包丁を旦那さんが研ぐと家庭円満間違いないです。
夫婦喧嘩の時には効果抜群ですよ(笑)

鍛冶屋さんや刃物屋さんはどうやって砥石を直しているのかは知りませんが
ボクの砥石の直し方を紹介します。

準備するもの
・直したい砥石
・セメントブロック
・川砂
・水

セメントブロッックに川砂を適当において水をかけて
直したい砥石を研ぎます。

要するに砥石より平べったくて目の粗いもので研げばいいと思います。
川砂→ブロック→砥石の順番ですね。
川砂は研いでいるとだんだん目が細かくなっていきます。

どれくらい直したい砥石を研げばいいかというと
砥石が直っていない所は川砂で研げた後が残っていなく平べったくなっているので
一目瞭然です。
逆に砥石が研げている場所は川砂でザラザラ感が出ています。

砥石がまっすぐなるまで研ぎます。

砥石が真っすぐに直ると、番手の大きな砥石は目の粗い川砂で研がれていますので
ザラザラ感が残っていますのでザラザラ感が気になる人は直した砥石どおしで砥石を研げば
気持ち良くツルッツルッに砥石が直ります。

ボクはあまりザラザラ感が残っていても気になりませんが
どれだけ砥石で刃物を研いだのかが分かるように砥石の長辺の角を少し研いでいます。
それからボクが砥石を使うのは片面だけですね。

写真で伝わるかなぁ?
直した後の砥石の写真です。

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告知っす。

突然ですがトークライブに出演させていただくことになりました。

バンコCafe vol4 
テーマは「30歳のハローワーク」

ボクはAM11:00から家具職人の小野弥さんとの対談です。

30歳ってなにをしていたかなぁ〜

30歳の誕生日は大阪で過ごしました。
昼はカフェの改装の為の電気工事をして
夜は美味しい鳥料理のお店で皿洗いをしてました。
んで、皿洗いが終わってから誕生日のお祝いをお店でしてもらったのを今でも覚えています。
忘れられない30歳の誕生日です。
あーこの誕生日の前に山鹿傘という和傘をはじめて見たんだ。
そうそう思い出した。

それから思い出したのでついでに。
2001年1月8日から
給料をもらって生活するという世界から
モノをつくって生活するという世界にはいりました。
当時27歳でした。

その27歳か28歳の時に長崎の女性のカフェオーナー「かよさん」から
コーヒーカップをもらったんだけど
当時、右も左もわからなくてどうしていいか悩んでいたときに
「彼女とがんばってね」とコーヒーカップを二つもらいました。
その彼女っていうのは今のボクの奥さんです。
思い出してみるとがんばってるぞ(笑)
一つ割れちゃったけど、残った一個は今でも大事に使っています。

あーまた話がずれはじめちゃったんでもう終わります。

久しぶりの更新はトークライブの告知でした。
時間があったら来てね。

涼しくなりましたね

そういえば最近そうめんを食べていませんが
「夏っていつからだと思う?」
って友達に聞いたら
「そうめんが食べたくなったら夏」
っていう秀逸な答えを思い出しました。

福岡の博多祇園山笠が終わると、
長い梅雨が明けて夏がやってきて
熊本の藤崎八旛宮秋季例大祭が終わると
秋が心配しなくてもやってきますね。

春夏秋冬。
日本っていいな。

さて、最近の事です。

傘に絵入れの注文を頂いたので
ボクの奥さんサッコと打ち合わせ。
サッコにデッサンをおこしてもらって、
二人でどんな感じで仕上げるかを打ち合わせました。

んで、夫婦でも仕事をお願いするときには

「対等の位置で話す」
「対価を支払う事」
「なれあわない事」

に気をつけています。

長く続けたいんで。

きっとこの傘はかっこよく仕上がると思います。

それから納期が決まった仕事を急遽二件いただいたので
最近はずーっと傘の製作ばかりしてました。
いや、一年中かも・・・・・・

仕事を続けるためにいかに楽しくするかという事が大切だと思うけど
それがなかなかうまくいかない。
いつか楽しく仕事ができるのかなぁ〜
ボクは仕事が楽しいって感覚はないです。
でも、製作中はなーんにも考えてないような気がする。
そういう時って幸せかもね。

それから変わらずに続ける事が大切だと実感した出来事がありました。
時間が経過したモノってほかに変える事ができないですね。
和傘というフィルターを通してつながっている感覚があったのでうれしかったです。
でも、緊張したなぁ〜
具体的な話はまだ内緒。

話を変えて、もう少し続けます。

ニュースを見てると物騒な事件が流れていますね。
でも、しばらくするとみーんなすぐに忘れちゃう。
ぼくも忘れちゃうんですけどね。

「僕の故郷は地球だ」

なんだかんだ言っても、皆地球人なんだ。
いがみあったり争ったりしても仕方ないじゃない。
他の惑星から攻められて、初めて団結するのかね。

と言った黒沢明監督の言葉を思い出しました。

写真は息子がならべたおもちゃの武器の数々。
悪意が全くないからいいんだよね。

楽しい未来がやってくるといいな。

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舞踊傘の柄竹交換

Twitterではつぶやいていたんだけど
舞踊傘の柄竹の交換の依頼を受付して無事に納品が終わりました。

舞台で使用する期日が迫っていてお困りの様子だったのですが納品が無事に終わってよかったです。

柄竹を交換した後の舞踊傘。

おーなんかいい感じで写真が撮れたぞ。

この写真の傘はボクが製作した舞踊傘ではありません。

ボクは柄竹を交換しただけです。
ウソじゃないです。
本当です。

まぁさておき。
舞踊傘の柄竹交換の話。

柄竹っていうのは和傘の部品のひとつで和傘の持ち手で、
竹製だったり、大きな野点傘は木製だったりします。

まずは、女竹(メンチクとかメダケとかシノと九州では呼ばれています)を準備します。
準備の様子はこのエントリーで紹介。

竹って節のところであっち向いていたり、こっち向いていたりするので
乾燥させて
熱を加えて真っすぐにします。
こんな感じ。

ちなみに写真に写っている矯木という手道具で竹を真っすぐにします。

この作業はカンテキと言ってちゃんとした専門の職人さんがいて
普段は大分のカンテキ職人さんにお願いしています。

実際の作業現場はすごいですよ。
ゴーっとガスで熱を加えて大きな矯木で長くて節々で曲がった竹をグニャグニャと矯正。
職人さんは太い竹から細い竹まで油抜きしてあるさまざまな竹をカンテキをしています。
真っすぐになった竹を確認している職人さんの目がかっこいいです。

職人さんに聞いた話では弓矢や釣り竿を製作するときは
熱を加えて矯めるだけではなく竹に重しをぶら下げて真っすぐにするとか
聞いた事があります。
すごいよね。

んで、真っすぐにした竹の皮を剥ぎます。

製作する舞踊傘の柄竹は竹の皮がついたままですと
塗料や接着剤が乾燥した後に剝離するので竹の皮を剥ぎます。

あっそれから和傘の傘骨を製作するときにも竹の皮を剥ぎます。
和傘は竹でできた傘骨の上に糊や塗料を使用するので竹の皮を剥ぎますね。

傘屋小刀を使って、シァーっと竹の皮を剥ぐのですが
シァーっとうまく出来るようになるまでには
気持ちの悪い音と共にすごく親指が熱くなって痛い思いをしてました。
コツさえつかめば誰でも気持ちよく作業できます。

竹の皮の写真。

それから、カシュー塗装の下地処理をします。

んで、カシューで塗装して木製のハジキや藤や石突を取り付けて完成です。

この写真の柄竹は女持ちの和傘の柄竹。
交換した舞踊傘の柄竹と一緒に製作しました。

製作日数は乾期でも最短で4日はかかりますね。
それに出来上がった柄竹を交換してまたロクロ付近を和紙で補修したりカシューで塗装したら、
プラス2〜3日間は製作日数がかかります。
これが一本の舞踊傘の柄竹の交換です。

柄竹の交換は手間がかかり面倒ですし、
利益の事を考えると出来ません。

でもね、困っているんですよね。
どーしても和傘が必要な人が。

誰かが、なんとかせんといかんよね。

ボクがどうにもできないときには、
数少ない和傘職人さんがどうにかするしかないし、
その数少ない和傘職人さんたちがどーにもできないときは
和傘の世界がなくなる時だと思う。

ちなみに、このお客さんは
その数少ない和傘職人さんたちをまわりにまわって
ボクのところにやってきました。

その話は長くなるのでまた次回ってことで。

All photograph is taken by iphone.

ボクは基本的に他店購入分の修理、張替は受付していません。
和傘の修理や張替等の相談は
まずは購入された販売店へご相談ください。

購入した傘屋さんが廃業されていたり
思い入れのある和傘についてはお話をお聞きした後に
傘を見せていただき、診断した後に
見積もりを提案させていただき、修理や張替の受付をしています。