3時間とか4時間で

座ってナンボの仕事をしているのですが
飛行機や新幹線や自動車を使って出張に行く時もたまにあります。

出張の時には目的地に3時間や4時間くらいで到着する便利な世の中だなぁ〜
といつも思っています。

しかも日本中へ移動可能。

もちろん便利なモノってお金がかかって

「時間をお金で買う」

っていう感覚はわかっているのですがお金で買えないモノっていうのも間違いなくありますね。

3時間や4時間という時間は仕事ではあっという間に過ぎてしまい
ボクは1人で仕事をしているので3時間や4時間で出来る仕事の量はとても少しで

「なんだかとても効率の悪い仕事をしているんだなぁ〜」

と出張での移動が終わるといつも感じます。
きっと1人で仕事をしている人はみんな同じ感覚なんだろうけど。

3日前の日曜日に思い切って仕事をサボって久しぶりに釣りに行ってきたのですが
とてもいい気分転換ができました。

「思いを切る」

って意外と難しいのですが思い切って海に釣りへ行って本当に良かったです。

最近の仕事のこと。

番傘を納品しました。

あと、日傘。
材料の関係で次回の製作は未定です。

写真ではわかりにくいのですが番傘や日傘は柄竹を虎柄にしているのが特徴です。

演目「雪」で使われる舞踊傘。
過去のエントリーで何度か紹介した舞踊傘です。

最近もなんだかんだと慌ただしい日々が続いています。

がんばれオレ。

そんなこんなの最近のこと。

A photograph is taken by iPhone and Sony DSC-RX100.

釣りをして考えたこと1

最近は海へ行って釣りをしています。

前回のエントリーで紹介しましたが
最初に行った釣りでは釣果は無く
それから何度か海へ釣りに行ったのですが釣果はありません。

せっかくはじめた釣りなので
やっぱり魚を釣ってみたいものです。

子供たちは春休みを利用して妻の実家へ帰省し
ボクは山鹿に残り仕事をするという生活が6日間。

ボクは山鹿に残って仕事をしていました。

朝早くから仕事をして
夕方4時くらいから海へ行ったのですが
なかなか釣れません・・・・・・・

釣り竿とリールは釣具店の方に勧められた磯竿と3000番のリールを購入しました。

ルアーについて知識がないので
それっぽいルアーを揃えて1人で海へ。

ルアーだったり天秤という仕掛けを使い投げ釣りをしました。

釣りの知識がないので釣具店の方に色々と相談しているのですが
とても親切で経験豊富なオーナーの方はボクの相談に快く応えてくれます。

あとはネットで調べたり。

まだ釣りをはじめたばかりですが
釣りの世界の入り口がこれだけ広いと楽しいですね。

釣れるかどうかの結果は自分次第ですけど・・・・・・

海へ行くと何人かの方が釣りをされているのですが
様子を見ていると様々な竿の長さやリールの大きさがあるようで
ボクの持っている竿とリールではルアーで魚を釣るのに適していないようなので
竿についてネットで調べて新調することにしました。

といっても息子の峻平が誕生日が近いので
プレゼントのリクエストを聞いてみると

「釣り竿がいい」

ということなので釣り竿の新調も息子の峻平に便乗しました。

色々悩んだのですが手頃な価格のバスロッドを購入。

ルアーで魚を釣るには
釣りたい魚に合わせて竿やリールやルアーなどの道具を選ぶようです。

サッカーボールでは野球ができなかったり
テニスボールでバレーボールができなかったりするように
サッカーのスパイクを履いて野球はできませんし
バスケットシューズを履いて卓球はできません。

サッカーのスパイクを履いてピンポン玉で野球ができないことはなく
野球として成立しないわけではないのでしょうが
効率が悪くスポーツとしてのサッカーが楽しくないように
釣りでも釣りたい魚に合わせて道具を選ぶようです。

和傘の世界でも同じです。

使う用途によって様々な和傘があって
雨の日に使う番傘や蛇の目傘をお天気の日に日傘の代わりに使えないことはありませんが
少し可笑しな格好ですし日傘は雨の日には使えません。

大きな野点傘や舞踊傘は日常的に使うこともありませんし
現代社会では野点傘や舞踊傘は一般の方の目に入る機会というのはとても少なく
和傘の世界と釣りの世界を比べると
釣りの世界への入り口は広く和傘の世界への入り口は狭く感じます。

ボクは和傘の世界へ入って15年になります。

和傘の世界をボクなりに考えてみると和傘の世界は鉛筆の先の芯ような細さだと思います。

鉛筆を使って芯が丸くなり使えなくなると
鉛筆の先の芯を削り先を細くすると鉛筆は使えます。

鉛筆の長さがどれくらい残っていてあと何本の鉛筆が残っているのかはボクにはわかりません。

釣具店へ行くとお客さんは楽しそうにオーナーの方と釣りの話をしている姿を見かけますし
ネットで調べるとたくさんの方々が釣りを楽しまれている様子が見られ
釣果はどうであれ釣りをしている方の人口は多いような気がします。

そう考えるとやっぱり釣りの世界への入り口は広くて
和傘の世界への入り口は狭く鉛筆の芯の先のような細さです。

釣りの世界と和傘の世界は似ているようなモノがあったり相反するモノもあったりするもんだなと
釣りをしながら考えていました。

趣味っていいですね。

帰省中の息子の峻平は釣り三昧だったそうで
アジやサバやカサゴがたくさん釣れたそう。

あとヒトデが釣れたり
ウツボやカニはバラして逃げちゃったそうですが楽しかった様子。

親戚の方にはボートで釣りに連れていってもらったそうです。

うらやましいなぁ〜

帰省中の家族のお迎えに大分へ。

17時過ぎに大分へ到着したので
晩ごはんを食べて息子の峻平と歩いて3分の漁港へ夜に釣りに行きました。

朝ごはんの前に釣りに行きました。

釣果はなかったのですが
堤防のあちこちにイカの墨の跡がありました。

妻のサッコの実家を出発して帰路へ。
海沿いを自動車で走ると釣りのできそうなポイントがたくさんあって
釣りをしている方がちらほらと。

山に囲まれて生活しているボクと息子の峻平は後ろ髪を引かれながらの帰路になりました。

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久しぶり

2年ぶりに二重張の日傘の製作をしました。
二重張の製作方法を忘れる事はありませんが手が慣れるまでに時間がかかりました。

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二重張が写真ではわかりにくいですね。
サイトで紹介していますので気になる人は見てね。

鯉の絵が入った傘。
妻にギャラを支払って鯉の絵を描いてもらいました。
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舞踊傘の修理。
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鷺娘という演目で使われます。

修理が終わったので
あとは塗装をして発送です。

All photograph is taken by iPhone.

材料の事と和傘の世界をちょっとだけ。

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和傘製作のときに使うタピオカ糊です。

タピオカ粉と水を鍋で煮てよく混ぜると出来上がり。
水飴くらいの硬さだったり重湯くらいの硬さでつかったりします。
タピオカ糊は使う箇所によって柿渋や水で希釈します。

いい雰囲気の写真ですがコンパクトデジタルカメラで撮影して
Apple社から配信された OS X  Yosemite 10.10.3 に付属されていた
写真というアプリケーションで写真を加工しました。

次は和傘の世界の事。

最近はあれもこれもそれもと注文や依頼があり

頭の中の整理をするのが大変です。

「番傘 蛇の目傘 日傘 舞踊傘 大傘」

と和傘は多種多様で様々な種類や大きさがあります。
写真はサイトで紹介していますのでよかったら見てね。

それぞれの和傘にはそれぞれの材料や技術と少しの知識が必要です。
一番効率よく量産できるのは
たくさんの人で少しの種類の傘を製作すると技術と生産量があがります。

ひと昔前の和傘の世界の話ですね。

ボクは決まった種類の傘を製作しているというより
さまざまな種類のいろんな寸法の傘を製作していて
材料確保がとても厳しく量産できていない状態です。

決まった種類の傘を量産すると他の種類の傘の製作が困難な状態になり
さまざまな種類の傘を製作すると和傘は量産できないのです。

現在、和傘の世界は材料屋さんを含めた和傘製作に関わる人が過去に比べて圧倒的に少ないのです。

和傘の世界が20年後には存在するのでしょうか?
一人ですべての種類の傘を量産できる人は日本にいるのでしょうか?

誰か知っている人がいたら教えてください。
時間の経過と共に先が細くなっていく和傘の世界。

ボクはまだ世の中に求められているので和傘を製作しています。

A photograph is taken by Camera Sony DSC-RX100

沖縄の傘

今日の夜は皆既月食。
久しぶりにぼーっと月を観てると
めちゃくちゃ長いトンネルの中にいる気持ちになりました。

このトンネルの先ってどんな景色なんだろう・・・・・

さて、今日は手直しの舞踊傘が届きました。

柄竹を4cm短くしてほしいとの事。

沖縄の傘と書かれた舞踊傘を3本預かりました。

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舞踊の世界で使われる舞踊傘は演者の方より様々な注文があります。

ハジキ(留め具)を5分下げてとか上げてとか
紋はこの位置じゃないと困るとか
柄竹を1寸長くしたり短くしたりとか
傘骨の長さを5分短くとか様々な細かい注文があります。

ちなみに5分って1.5cmですよ。

1.5cm。

沖縄の傘で思い出したのですが
ボクの製作している日傘はこれなのですが
和傘全盛の時代には日傘を沖縄へ出荷していたよと職人さんに聞きました。

ちなみに話を聞いた職人さん達が製作していた日傘とボクが製作している日傘は同じ製作方法です。
その職人さんは和傘の製作方法は教えてくれませんでした。

そりゃそうだ。

沖縄に日傘かぁ〜

いいかもね。

実は新しい規格の日傘を製作しようと考えています。
若い世代から年配の方まで使えるような日傘を製作する予定で
大きさや雰囲気はとてもかわいいですよ。

まだ材料の問題があってまだまだ時間はかかりそうなのですが

乞うご期待!!!

そうそう10月2日に貸出書と山鹿傘が届いたとウチに受領書が届きました。

もうちょっとでカウントダウン開始。

やっぱり気になるし、心配だなぁ〜

ボクは小心者なのです・・・・・・

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最後に今日のお月さんの写真。

「月」に「お」と「さん」をつけて「お月さん」って日本人らしくていいよね。

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めちゃくちゃ長いトンネルに見えませんか?

All photograph is taken by Camera Sony DSC-RX100

柄竹とロクロの交換

Twitterでは何度かつぶやいたんだけど、
2年前に購入した柄竹は虫喰いが多いです。
2011年購入分の柄竹なんだけど、竹材屋さんの社長さんも同じ事を言ってた。

17年ゼミみたいな周期があるのかなぁ〜

購入した柄竹は1年間は日陰で寝かせて使用しています。
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ちなみにコイツが犯人です。
見えるかな?
成虫は羽が赤い小さなカミキリムシとみたいな形をしてて、大きさはホタルくらいです。
暖かい季節は虫が竹の中でカリカリと竹を食べている音がします。

それでは、日傘の柄竹の交換について。

まずは日傘の写真をサイトで紹介。
日傘の写真はここです。

去年製作した日傘の柄竹にムシが入っていそうな形跡があって販売出来ない状態でしたので
ボクの奥さんに事情を説明して使用してもらっていました。
家族で通潤橋に行った時の写真。
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最近確認してみるとやっぱり虫がはいっていて
柄竹がボロボロの状態だったので柄竹の交換をしました。

柄竹の在庫を確認しているといい具合の柄竹があったので早速交換。
九州の和傘の特徴の虎焼の柄竹(竹輪焼とかいいます)に
木製のハジキを取り付けて交換しましたよ。

じゃーん。
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次は舞踊傘について。

サイトにも舞踊傘を公開しました。
よかったら、みてね。

舞踊の世界で和傘は必要な道具だそうです。

現在、舞踊傘を少しずつ製作をしていますので
完成したらサイトに舞踊傘の写真を少しずつ公開していこうと考えています。
乞うご期待。

舞踊傘の柄竹の交換について。

柄竹を交換して傘骨の修理をした舞踊傘。
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これは天ロクロを交換して傘骨を修理した舞踊傘です。
傘の内側が銀色で外側がピンクでした。
IMG_4141

写真を見ると
ボクが製作した舞踊傘のようですが、
ボクは柄竹を交換したりロクロを交換して修理しただけです。
ウソじゃないです本当です。

前回の舞踊傘の柄竹の交換のエントリーでも紹介しましたが

修理や張替に必要なものは手間です。
それから少しの知識と技術。

手間を惜しんだ人は修理や張替ができません。

舞踊傘の柄竹の交換と同時に女持の和傘の柄竹も一緒に製作しました。
完成した柄竹はこんな感じです。
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木製ハジキを二つ取り付けています。
あと、持ち手の所に藤を巻いて石突を取り付けています。

こんな感じで柄竹やロクロの交換をしました。

さぁ、次のダンドリ。
これから野点傘を修理して張替をします。

お問い合わせはコメント欄かこちらからどうぞ。

傘屋 崇山 Kasaya Souzan では基本的に他店購入分の修理、張替は受付していません。
和傘の修理や張替等の相談はまずは購入された販売店へご相談ください。

購入した傘屋さんが廃業されていたり
思い入れのある和傘についてはお話をお聞きした後に
傘を見せていただき、診断した後に
見積もりを提案させていただき、修理や張替の受付をしています。

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二重張の日傘

心配しないでもやってきますね。
夏って。

和傘には日傘もあります。

日傘について。

まずは写真はこちらです。

日傘は雨傘と違って
自分の所に日陰を作ればいいので雨傘と比べて小さくて軽いです。

防水処理をしていないために雨の日には使用できません。
しかし、和傘全盛の時代には兼用傘といって
日傘に薄く油をひいて突然の雨にも対応できるような和傘があったようです。

ボクの製作する日傘は二重張りです。
袋張りとも言います。
簡単に説明すると、封筒のようになっています。
封筒といっても茶封筒ではなくて二重封筒です。
参考になるのは郵便局のサイトです。

この封筒のポイントは外側が白で内側が暗色いう事。
中身が見えないってことは光が通らないと言う事です。
二重封筒を太陽に透かしてみても中身は見えません。
誰でもやったことがありますよね?

これが逆だったら。
外側が暗色で内側が白だったら・・・・
そんな封筒があってもいいかも・・・・・
いや、あったかも?

でも、よく考えてみれはわかります。
もし、そういった封筒が過去に存在していたら
今の世の中のどこかに存在するはずです。
しかし、ボクは暗色の封筒は見た事はありません。
今も郵便局の二重封筒は外側が白で内側が紺です。

外側が暗色の二重封筒を
太陽に透かした事はありませんが、
外側が暗色なので、熱を保ちます。
暗色だと太陽の影響で退色します。
これは染色をやっている方に聞きました。

ボクの製作する日傘は二重封筒を参考に製作しています。
外側は薄い和紙を張り、
内側は暗色の紫というか紺というか二重封筒の内側のイメージで
自分で染色した和紙を張って日傘を製作しています。

この傘を製作するきっかけをつくってくれたのは
山鹿在住の女性です。
ボクは福岡出身で初めて山鹿にやって来たときに
その女性が持っていた日傘を見て

「和傘を勉強するのでボクにください」

と厚かましくお願いをしたにもかかわらず
その女性の方は快く
「日傘はもう一本持っていますので勉強に使ってください」といって
ボクにくれました。

今でもその日傘は持っていますよ。
何度も何度も何度も開いたり閉じたりしましたのでだいぶんくたびれていますが
今でも大事に持っています。

その頂いた傘は
外側の白の和紙で太陽光線を反射して、
内側の暗色の和紙で熱を吸収します。
しかも、封筒のように二枚の和紙が封筒のようになっています。
ということは外側の和紙と内側の和紙の間に空気の層がありますので
さらに断熱効果があります。

と、長くなりましたがボクが製作する日傘の説明でした。
自分の製作する日傘を説明するって野暮ったい感じなのですが、
お会いするお客さんには全く同じ様に説明しています。

家族で通潤橋に行って来た。

名古屋の友達なんだけど
すごく日傘が似合ってました。
なぜか、和傘の似合う女性は美人なんだよなぁ〜

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