鷺娘2本傘

演目「鷺娘」で使われる舞踊傘を納品しました。

鷺娘といえば黒でぼかした舞踊傘が一般的なのですが
流派?によっては舞台で2本の舞踊傘を同時に使うときもあるようです。

2本の傘の色はブルーとピンクの傘で
それぞれの色に日本色の名前もあるのですがここでは割愛。

鷺娘2本傘に使われるブルーとピンク舞踊傘は一般的な舞踊傘より小さく
紙張だったり紗張の舞踊傘です。

今回は紙張と紗張の鷺娘2本傘を納品しました。

紙張の鷺娘2本傘は裏銀と呼ばれる銀紙を張ってから
ブルーとピンクに染色した和紙を張って製作するので
傘の外側はブルーやピンクの色和紙で傘の内側が銀紙の舞踊傘になります。

別件の鷺娘2本傘はブルーの衣装なので紗張で製作したピンクの鷺娘2本傘。
ピンクの衣装の場合にはブルーの舞踊傘を2本って踊るそう。

同じ演目でも様々な寸法や色の舞踊傘が使われるというのは
なんだかややこしいですね・・・・・・・

納品した鷺娘2本傘は色見本がなかったので
色見本を3種類製作して和紙と紗の色の打ち合わせをしました。

同じ色でもボクの見ている色と他人の見ている色って違う気がするからです。
色って難しいですね。

ボクの見ている色とこのブログを読んでくれている人が見ている色って同じ色なのでしょうか?
ボクの見えている色とこのブログを読んでくれている人の見えている色が全く同じ色だったら
ボクは色について何も心配しなくてもいいのでうれしいです。

そういった色見の心配もあったのですが特に問題もなく納品も無事に終わって安心しました。

が、

ボクの勘違いで4月の納品だと思っていた案件が
10月中旬の納品ということに気がつきました・・・・・・

先方からの連絡で気がついたのですが
めちゃくちゃびっくりして驚いています。

まぁまぁまずいぞ・・・・・・・

All photograph is taken by Sony DSC-RX100.

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最近納品した舞踊傘

・黒蛇の目(紗)

「将門」という演目で使われるそう。
見本品を送ってもらいメールと電話で打ち合わせをして製作。

納品が終わって安心していたら別件で寸法違いの黒蛇の目(紗)の製作依頼がありました。
別に油断していたわけではないのですが結構びっくりしました。

・黒ぼかし(紗)

黒でぼかした舞踊傘は「鷺娘」という演目がよく知られているのですが
「雪」という演目でも黒ぼかしの舞踊傘が使われるそう。

「鷺娘」は単色での糸飾り(白)なんだけど「雪」の演目で使われる舞踊傘は
流派?によっては5色だったり単色だったりするらしいです。

なんだかややこしいですね・・・・・

納品は無事に終ったのですが別件で寸法違いの黒ぼかし(紗)の製作依頼がありました。
こちらも油断していたわけではないのですが結構びっくりです。

・沖縄の傘

過去の請求書とブログのエントリーを調べてみると1年に1度製作依頼をいただいています。
今回は納品期日が厳しい感じだったので新調をあきらめて見本品の在庫を納品。
様々な寸法の紺日傘を納品したのですがどんな踊りなのか見てみたいです。

これで在庫なし・・・・・

・番傘

ロゴや文字のレイアウトはボクが担当して
絵入れは妻のサッコに時給1000円で依頼。

納期にも間に合い無事納品完了。

・三段傘の修理

久しぶりに三段傘を修理しました。

舞台で使いたいということで修理というよりほとんどの部品の交換と張替で新品同様になりました。
あとは先方が生地をつけられるということで無事納品完了。

・黒ぼかし(紗)

演目「鷺娘」で使われる舞踊傘を製作しました。
今回は仕上がりが思ったより上手くいかなくて少しヘコんでいました。

ヘコんでいても時間は戻ることはないのでヘコんでいる暇はありません。

仕上がりが思っていたより上手くいかなかった理由が理解できたので
仕上がりが思っていたより上手くいかなくて少しヘコんでよかったです。

今のボクにできるこれ以上にない最高の舞踊傘が製作できたので
次はもっと最高な舞踊傘が製作できると信じています。

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玉屋の傘

演目「玉屋」で使われる舞踊傘を納品しました。

文字と絵は先方が入れるということで無地の傘を納品したのですが
思っていた以上に仕上がりがうまくいったのでよかったです。

玉屋の傘の修理依頼もありました。

1本は岐阜で製作されたもので傘骨が虫に食われてボロボロの状態で修理は見送ることに。
もう1本は東京で製作された玉屋の傘で柄竹の交換。

特に問題もなく納品できたので安心しています。

やったぜ。

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紙張のぼかし傘(鷺娘)

昨年末に演目「鷺娘」で使われる舞踊傘を納品しました。

過去のエントリーをなんとなく読み返してみたら
最近の納品は納品期日ギリギリなので
もっとがんばらないといけないようですが
これ以上がんばる方法がわからないので
慌てずに急いでかんばります。

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花魁の大傘

「初日が無事に終わりました」

と先方から連絡があったので
長く続いた心配から解放されて安心できました。

花魁の大傘を納品したのですが無事に傘が届いたようで現場の方々から

「出来が良かったので連絡しました」
「えらく出来が良い傘ですね」

という連絡をいただきうれしかったのですが
半分はお世辞と思っています。

納品した花魁の傘は現場の方々が家紋を入れて舞台で使われるそう。

納品した傘は和傘製作者でも気づきにくい特殊な方法で製作したのですが
責任者の方と請求書の件や別件を電話で打ち合わせをしている時に
その特殊な製作方法に気がつかれた様子を伝えてくれました。

見ればわかるのというのは製作者としては怖いですね・・・・・

見本の傘にはデカデカと大きく名前が書かれたレッテルが貼られてありました。
あまり品の良い感じがしなかったのでボクは自分の名前を書き残しませんでしたが
傘の張替をするときにしかわからない場所へ製作方法を書き残しました。

製作依頼があったのが7月31日で
今回は依頼があってからすぐに材料の手配をしました。

和傘は様々な自然素材の材料が必要で材料の準備にも時間がかかり
製作本数が数本あって材料の準備や作業が大変だったのですが

いつも快くボクの小難しい注文に応えてくれる
ロクロ屋さんの長屋さん。

それから傘骨屋さん。
2種類の見本の傘骨を製作してくれて

「どっちがいいかい?」

と聞かれたのですが
ボクの考えている傘骨と傘骨屋さんの意見が一緒でうれしかったです。
傘骨の製作方法も教えてもらって勉強になりました。

それから傘骨の2次加工をお願いすると
「う〜ん、大変だけどやってみましょうか?」と無理なお願いにもかかわらず
快い返事をしてくれた時にはうれしかったです。

和紙以外の相談にいつも快く応えてくれ
ボクの希望する和紙をいつでも気持ちよく分けてくれる
溝田和紙の溝田さん。

こっちのことが見えないのに
最後の最後まで心配してくれ染織の知識を教えてくれた
染料屋さんの保田さん。

いつ電話しても毎回こちらの気持ちが良くなる対応の
糸屋の徳永さん。

木柄が長尺物で
わざわざ運送会社まで木柄を運んでくれて発送してくれた山崎さん。

木柄を加工してくれた小野さん。
ボクが製作した図面の寸法の読み間違えに気がついて
作業を止めてまで連絡してくれたときは
さすがだなぁ〜と感心しました。

見事な仕上がりで自分の仕事が
「手先の器用な兄ちゃん」と感じさせられ
これからの仕事に対する考え方について勉強になった
木柄の塗装をしてくれた近松さん。

手配をしていた材料が合わず
慌てて在庫を探したら部品が1つ足りなくて
最後の最後で足りない部品を分けてくれた
坂井田栄吉本店の阪井田さん。

それからボクの家族。

まだお世話になった方がたくさんいますが
みなさんのおかげで無事に納品が終わりました。

先方からお礼の言葉をいただき長く続いた心配から解放されて安心することができて
みなさんに感謝しています。

この場を借りまして感謝のお礼を申し上げます。

ありがとうございました。
重ねてこれからもよろしくお願いします。

今回の納品はとてもタイトなスケジュールで写真を撮影する時間がなく
発送日の朝にあわてて数枚撮影した写真をwebサイトに掲載しています。

よかったらこちらよりどうぞ。

打ち合わせや進捗の連絡で
先方の様子がいつもと違う感じがしたので
納品が終わってからネットで調べてみたのですがyahooニュースに掲載されていたので転載します。

以下転載。

「二月競春名作喜劇公演」開幕に波乃久里子「藤原紀香さんは天使のよう」

「二月競春名作喜劇公演」公開舞台稽古より。

「二月競春名作喜劇公演」が本日2月2日に東京・新橋演舞場で開幕する。上演に先立ち、昨日2月1日に出演者たちが囲み取材に応じた。

【写真】左から藤山扇治郎、渋谷天外、水谷八重子、波乃久里子、藤原紀香。(メディアギャラリー他4件)

本公演は創始130年の劇団新派と、創立70周年の松竹新喜劇が合わせて200年を達成したことを記念して行われるもの。第1部では1955年初演の新派「太夫さん」が「華の太夫道中」として、第2部では54年初演の松竹新喜劇「船場の子守唄」が「おばあちゃんの子守唄」として装いも新たに上演される。

初日を前に松竹新喜劇の藤山扇治郎は、「藤原紀香さん、そして八重子さん(水谷八重子)、久里子さん(波乃久里子)のお姉さんがたと、こんな大舞台で共演できるのが本当に楽しみです」と期待を語り、同じく松竹新喜劇の渋谷天外は「ぜひ新派と松竹新喜劇が共演するところを観て、伝統を抱えて進む我々のパワーを感じてほしい。パワーといっても僕はだいぶ衰えてますが……(笑)。若い人たちの力を感じていただけたら」と観客にメッセージを送った。

「松竹新喜劇と新派は親類のような関係」と話す劇団新派の八重子は、「(松竹新喜劇の面々が)西から出向いてくれてうれしい。これで私の責任が軽ければもっとうれしいんですけど……(笑)。藤山寛美先生がのこしたお役なので、今年一番緊張しています」と心境を明かす。同じく劇団新派の久里子は、藤原の印象を「器量がよく、心も綺麗で、本当に天使のような方」と話し、「演じるのも天使のような役柄なので、ぜひ観に来ていただきたいです」とアピールする。

藤原は出演に際し「『華の太夫道中』という素晴らしい作品で、きみ子という素晴らしいお役をいただけてうれしい。少しドキドキしておりますが、ぜひたくさんの方にご覧いただきたいです」と喜びを語りつつ来場を呼びかけた。

「華の太夫道中」の演出は大場正昭、「おばあちゃんの子守唄」の演出は米田亘が手がける。公演は2月23日まで新橋演舞場にて。

■ 「二月競春名作喜劇公演」
2019年2月2日(土)~23日(土)
東京都 新橋演舞場

□ 「華の太夫道中」
作:北条秀司(「太夫さん」)
演出:大場正昭

□ 「おばあちゃんの子守唄」
作:舘直志(「船場の子守唄」)
補綴:成瀬芳一
演出:米田亘

出演:水谷八重子、波乃久里子、春本由香、瀬戸摩純 / 渋谷天外、藤山扇治郎、高田次郎 / 井上惠美子、曽我廼家八十吉、曽我廼家寛太郎 / 藤原紀香、曽我廼家文童、丹羽貞仁 ほか

※高田次郎の「高」ははしご高が正式表記。

「二月競春名作喜劇公演」開幕に波乃久里子「藤原紀香さんは天使のよう」

2/2(土) 8:58配信 ステージナタリー

「雪」のぼかし傘

演目「雪」のぼかし傘を製作しました。

「雪」の演目で使われる舞踊傘は蛇の目傘のぼかしが使われるそうで
流派?によっては様々な色の蛇の目傘が使われて糸飾りの色も様々あるそうです。

過去のエントリーでも紹介しましたが
「雪」の演目で使われる舞踊傘はロクロに特殊な加工がされてあります。

今回の納品は時間がなく色の打ち合わせはなし。

「色は吉田さんにお任せします」

ということで製作したのですが
少し黒が強いかな?と心配だったので納品後に先方へ確認すると

「今回は紺蛇の目ですが雪の演目は黒蛇の目なので少し暗いくらいでバッチリです。
でも他の演目で使う紺蛇の目だったらもう少し明るい紺の方がいいと思います」

とのこと。

なんだかややこしいですね・・・・・・・

実は製作前に電話で打ち合わせをしたのですが
納期や色や寸法などを再確認をしていると
先方の勘違いで納期が1ヶ月違っていた様子。

今回の製作依頼については数ヶ月前にあったので
ある程度のダンドリはしていたのですが
慌てて納期までの20日間で行程表を作成すると
納品期日までの納品はかなり微妙な感じ。

もちろん在庫の傘もなく製作時間が限られているので
悩みましたが先方も困った様子。

「なんとかします」

と返事をしたので無事に納品が終わって安心しました。

All photograph is taken by Sony DSC-RX100.

紙番傘の納品

前々回のエントリーで紹介した
紙番傘の納品が無事に終わりました。

今回は見本として送られてきた紙番傘と全く同じ寸法で製作。

前回に納品した紙番傘より少し大きい紙番傘を製作したのですが
今回製作した舞踊傘の寸法や規格に違和感というかバランスというか
ボクの中の感覚でピタッとこない舞踊傘でした。

ボクの中の感覚でピタッとくる舞踊傘はではなかったのですが
いつかボクの中の感覚でピタッとくる舞踊傘を製作したいです。

All photograph is taken by Sony DSC-RX100.